モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
●部下に対してストレスが溜まりまくっている。
●ストレスの原因を知りたい。
●部下へのストレスの対策を知りたい。
こんな悩みにお答えします。
✔本記事の内容
●部下に対してストレスが溜まる原因が分かる。
●具体的な対策方法が分かる。
1,200人以上のクライアントさんとのセッションを通じて、「ストレス」という内面のものを論理立てて整理しました。また、企業クライアント様とのセッションの中で、部下を持つ人のストレスパターンも熟知しています。
本記事では、部下へのストレスの原因と対策について紹介します。
1.部下にストレスを感じる原因
結論から言うと、部下にストレスを感じる原因は、あなた自身にあります。
●ストレス原因1)出来事|出来事自体に良い悪いはない
●ストレス原因2)意味づけ|出来事に対して、勝手に意味づけをしている
●ストレス原因3)感情|解釈に対して、感情(ストレス)が出てくる
詳しく見ていきます。
ストレス原因1)出来事|出来事自体に良い悪いはない
例えば、部下が仕事でミスをしたとします。
「部下が仕事でミスした」という出来事には、それ以上の意味はありません。「部下が仕事でミスした」という事実があるだけです。
でも実際は、結構な割合の上司がイライラしたり、ストレスに感じたりしますよね?それはなぜでしょう?
ストレス原因2)意味づけ|出来事に対して、勝手に意味づけをしている
多くの上司が、「部下が仕事でミスをした」という事実に対して、無意識に意味づけをします。「上司に怒られる」や「自分の評価が下がる」、「お客様に怒られる」等々。
ストレス原因3)感情|解釈に対して、感情(ストレス)が出てくる
で、自分で勝手に意味づけをしたことに対して、「ヤバい」や「ふざけんな」などの感情が出てきます。
要は、「部下が仕事でミスをした」という出来事に対してではなく、出来事に自分が勝手につけた意味に対してストレスを感じているってことです。
つまり、ストレスはあなた自身の意味づけが生み出しているってことになります。
では、部下に対してストレスを感じた場合、どんな対策をしたら良いのでしょうか?
次の章で紹介します。
2.部下へのストレス対策5ステップ
部下へのストレス対策は、以下の通り。
●ステップ1)感情の特定
●ステップ2)出来事の特定
●ステップ3)その時の状況に浸る
●ステップ4)意味づけの特定
●ステップ5)反論を考える
詳しく見ていきます。
ステップ1)感情の特定
実は「ストレス」って、感情ではありません。なので、まずは今の自分が「どんな感情」が元で、ストレスを感じているのかを特定します。
「怒り」「悲しみ」「恐怖」などが、考えられる主な感情になるかと思います。
ステップ2)出来事の特定
感情が特定出来たら、次はその感情を引き起こす原因となった出来事を特定します。
特にネガティブな感情は、転がる雪だるまのようなもの。イライラしている時って、他の些細なことにもイライラしがちですよね?なので、ストレスが溜まっている時は、元になった出来事を特定する必要があるのです。
ステップ3)その時の状況に浸る
元となった出来事が特定できたら、その時の状況を具体的に思い出して下さい。その時、どんな出来事があって、何を考え、何を感じたか?
ネガティブな感情の元となっている出来事を思い出すのは辛いと思いますが、頑張りどころです。
ステップ4)意味づけの特定
ステップ3で思い出したシーンで、「その時の自分は、何を考えたか?」を特定します。上記の例だと、「上司に怒られる」や「自分の評価が下がる」、「お客様に怒られる」の部分ですね。
この意味づけに関しても、思い出せる限り具体的に特定するのが良いでしょう。
ステップ5)反論を考える
最後は、特定した意味づけに対しての反論を考えてみましょう。
例えば、「自分の評価が下がる」に対して、「素早く対処をしたから問題ないな」とか「評価に響くほどのミスではないな」といった感じです。実際にどうかはあまり問題じゃなく、自分が無意識でつけた意味とは別の視点を考えてみるイメージです。
そうすることで、ストレスを溜めるほど大したことじゃないと思えたりしますよ。
3.簡単な対策方法
上記のステップは効果絶大ですが、慣れるまで少し時間がかかるかも知れません。念のため、もっと簡単にできる部下へのストレス対策法も紹介しますね。
●過度な期待をしない
●人は人、自分は自分
●信頼関係を深める
詳しく見ていきます。
過度な期待をしない
極論を言ってしまうと、相手への期待がゼロの場合、何があってもストレスは溜まりません。
プラスの感情もマイナスの感情も、期待と現実のギャップから生まれます。なので、部下に期待をしなければストレスも溜まらない。冷酷に聞こえるかも知れませんが、事実です。
ただ、期待ゼロの部下と付き合うのは難しいと思うので、「過度な期待をしない」ことを心がけましょう。
人は人、自分は自分
部下の言動に対して、「普通●●だろう」とか「ズレてるな」と思ったりすることありませんか?ここで基準となっているのは、「自分の基準」でしかありません。そして、「自分の基準」は決してグローバルスタンダードじゃない。部下の基準がズレてて当たり前なのです。
「人は人、自分は自分」を意識することで、自分の基準に基づいた判断をしなくなり、ストレスを減らすことができますよ。
信頼関係を深める
自分がめちゃめちゃ仲の良い人をイメージしてみて下さい。その人の言動に対して、ネガティブな意味づけをすることって、少なくないですか?
部下との信頼関係があると、変な意味づけをしにくくなります。なので、部下との信頼関係を深めることも有効な対策方法です。
部下との信頼関係を深める方法は、「部下とのコミュニケーションの取り方6つのポイント」をご覧ください。
まとめ
本記事では、部下へのストレスの原因とストレス対策5ステップ、簡単な対策方法について紹介しました。
部下へのストレスの原因の多くは、上司自身が原因となっています。
部下に対して改善を求めるとともに、自分自身のとらえ方にも目を向けてみてはいかがでしょうか?
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