モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
「給料をアップしたのに、社員のモチベーションアップにつながらない」
「残業を大幅に減らしたのに、部下のモチベーションアップにならない」
こんなお問合せを頻繁に頂きます。
社員のモチベーションアップにどんな方法があるのか?と頭を悩ませている経営層、マネージャー層の方って、意外と多いのかも知れません。
1.モチベーションとは
そもそもモチベーションとは何でしょうか?
モチベーションの語源は、「motive+action」と言われています。motiveとは、動機や理由、目的を意味します。actionとは、行動や活動、働きを意味する単語です。つまり、モチベーションとは「目標を目指した行動」のこと言います。
働き方改革が叫ばれる中、残業をしない等が声高々に言われています。確かに、残業が減ると社員は働きやすくはなるかも知れません。しかし、社員が働きやすくなるのとモチベーションアップは、必ずしもイコールではないのです。
残業過多が常態化しており社員が疲弊し切っている場合などは、マイナス域にあるモチベーションがゼロ付近に上がるかも知れません。しかし、一般的にモチベーションアップが指すようなプラス域には上がりません。「残業が無くなったから、仕事に対してやる気がめちゃめちゃ出た!」とはなり難いですよね。つまり、社員が働きやすくなることは、モチベーションアップのための必要条件にはなったとしても、十分条件にはなり得ないということになります。
だからこそ語源が意味するように、社員のモチベーションアップには、目的・目標を自発的に目指すことが必要となってくるのです。
2.モチベーションアップ成功の秘訣はBeing
では、目的・目標を自発的に目指すには、どうしたら良いのでしょうか?
社員のモチベーションアップと言うと、褒める・給料・ボーナス・福利厚生・労働環境などに目が行きがちですが、これらは全て一時的なモチベーションアップにしかならないことがほとんどです。なぜなら、人は慣れる生き物だからです。仮に給料が今の倍になったとしても、それが毎月となれば、いずれは慣れてしまうということです。
自発的に社員のモチベーションアップを図るためには、個々人のBeingと仕事を結びつけることが重要になります。
Beingとは、「あり方」のことを言います。「あり方」というのは、人としてどんな存在か、どんな存在でありたいかということ。その人の価値観や存在意義などが含まれており、その人の存在や人格を示す描きかけの地図のようなものをイメージすると良いかも知れません。物凄く簡素化して言えば、その人が何を大事にして生きていきたいかを言い表したものとなります。
では、Beingはどうやって知ることができるのでしょうか?
「給料アップ」を例に挙げてみましょう。
給料がアップすると嬉しい人は多いと思います。では、なぜ嬉しいのでしょうか?その理由が海外旅行へ行けるからだとします。では、海外旅行へ行けると嬉しいのはなぜでしょうか?知識見識が増え、自己成長できるから。
給料アップ嬉しい
↓ なぜ?
海外旅行へ行ける
↓ なぜ?
知識見識が増え、自己成長できる
こんな風に、「なぜ?」を自問自答して掘り下げて、これ以上堀下がらなくなった所が、Beingである可能性が高いです。
堀下がらない所まで来たら、自分が意識しやすいように単語に置き換えておくことをおススメします。(上の例の場合、「自己成長」といったようになります。)
3.社員のモチベーションアップの方法は、社員のBeingと仕事がリンクさせること
社員の長期的なモチベーションアップのためには、社員のBeingと仕事を結びつけることが重要です。
部下の自分自身のありたい姿は何なのか?どんな風に人生を送りたいと考えているのか?を本人に言語化してもらい、上司であるあなたと共有するのです。そして、言語化し共有したBeingを実現するために、仕事とどう関われば良いのか?を一緒に考えてあげて下さい。
先の例で考えると、あなたの社員や部下がどのように今の仕事と向き合ったら、「自己成長」というBeingを実現出来るのか?
を本人と一緒に考えてあげる。その際、上司がやり方を押し付けるのではなく、あくまで部下本人から引き出してあげることが大切です。上司であるあなたは、そのサポートに徹してあげて下さい。目的・目標を自発的に目指す行動がモチベーションですので。
また、社員や部下のBeingを言語化するサポートをする際には、立ち話や普段のコミュニケーションの延長線上で行うのではなく、しっかりとその為の時間を取ることも大切です。そのためには、定期的な1on1ミーティングがおススメです(詳しくはこちら)。
まとめ
今回は、社員のモチベーションアップを成功させる、たった1つの方法を記事にしました。
社員一人ひとりのBeingを言語化させ、Beingと仕事をリンクさせることが重要になります。
その際は、上からの押し付けではなく、部下自ら引き出せるようサポートすることが、上司であるあなたには求められてくるのです。
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