モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
本記事では、
●部下が人間関係で悩んでいる
●部下のストレスを解消する方法を知りたい
こんな疑問や悩みにお答えします。
✔本記事の内容
●人間関係でストレスが溜まりやすい部下の特徴が分かる
●人間関係によるストレスの解消方法が分かる
企業の従業員ケアを含め、1,200人以上のストレスケアを行ってきました。その中で、整理したポイントなどをお伝えできればと思います。
本記事では、人間関係におけるストレスを溜めやすい部下の特徴と、解消方法について紹介します。
1.部下のストレス原因の大半は人間関係
結論から言うと、部下のストレス原因のほとんどは人間関係によるものです。
具体的には、
●同僚との人間関係
が主な原因となります。
6割以上が人間関係
出典:スタッフサービスグループ「仕事のストレス、みんなはどうしている?」
上の図の通り、部下のストレス原因の6割以上が、人間関係となっています。
少し想像してみると分かりますが、1日の大半の時間を嫌いな人と一緒に過ごすのは苦痛ですよね。
中には、「嫌いなヤツなんて、気にしないようにすればいいんだよ!」という人もいますが、それが出来ないから皆ストレスが溜まっているんです。
いずれにせよ、部下のストレスの大半は人間関係が原因ということは、頭に置いておきましょう。
2.人間関係でストレスを抱える部下の特徴
人間関係のストレスの根本原因は、「思い込み」です。
もちろん、明らかなパワハラやイジメなどはその限りではありませんが、基本的には「思い込み」と考えて差し支えないかと。
自分のフィルター
人間関係に限らずですが、人は物事を”自分のフィルター”を通して見ています。”自分のフィルター”は、自分の価値観や思い込みから出来ています。
そして、”自分のフィルター”を通すことで、出来事に独自の意味づけを行っています。
例えば、同じ映画を観ても感動する人と、しない人がいますよね?あれなんかが分かりやすい例ですね。
この辺については「落ち込みやすい人は、●●が原因!【落ち込む共通点】」に詳しく書いていますので、参考にして下さい。
人間関係にストレスを感じる人が持つ「思い込み」の特徴
人間関係にストレスを感じる人が持つ「思い込み」の特徴は、以下の通りです。
●他者からの評価を気にしすぎる
●他者と自分を比較しすぎる
●相手に期待しすぎる
一つずつ見ていきます。
理想が強い
「~べき」という理想が強すぎるということです。
「~べき」というものが多ければ多いほど、身動きが取りにくくなり窮屈になってしまいます。
例えば、「仕事は完璧に行うべきだ」「論理的に発言すべきだ」「上司の言うことは聞くべきだ」等々、増えれば増ええるほど、自由度が減っていきます。結果として、息苦しくなりストレスにつながってしまう。
ですので、ストレスを抱えている部下が「どんな理想(べき)を持っているのか?」を探ることが大事になります。
他者からの評価を気にしすぎる
相手や周りから、「どう思われるか?」を気にしすぎてしまうということです。
嫌われるのが怖い、評価が下がるのが怖いなどが理由です。
会議になると発言が出来なくなる部下は、この傾向が強いかもしれません。
他者と自分とを比較しすぎる
他者と自分とを比較しすぎるという特徴もあります。
もちろん会社なので、競争が必要な場面もあって当然です。しかし、それ以外の部分、もっと言うならプライベートなどの面まで他者と比較してしまう。 すると、ありとあらゆる面で他者より優っているスーパーマンみたいな人は、本当に極一部なので、他者よりも劣っている部分に目が向いてしまい、結果としてストレスに繋がってしまいます。
相手に期待しすぎる
ストレスを抱えやすい人の特徴として、相手に期待しすぎるという点もあります。
期待と現実のギャップに対して、人は感情が動きます。現実が期待を上回ればプラスの感情が生じるし、下回ればマイナスの感情が生じます。
そして、相手に期待をしすぎる人は、自分の期待を相手の行動が超えることが少ないため、ストレスを抱えやすいのです。
3.部下の人間関係によるストレスを解消する方法
最後に、部下の人間関係によるストレスを解消する方法を紹介します。
結論から言うと、部下が持っている「思い込み」を本人に気づかせることが重要になります。
ポイントは以下の通りです。
●1対1でじっくりと話しを聴く
ストレス解消のための「コミュニケーション3つのステップ」
●ステップ2|意味づけを特定する
●ステップ3|反論を考える
上記のステップを踏むことで、部下が持っている思い込みに気づかせるとともに、手放すことが可能になります。
詳しくは「部下のストレス解消のためのコミュニケーション3つのステップ【注意点も】」をご覧ください。
1対1でじっくりと話しを聴く
具体的には、定期的に1on1を実施することがおススメです。
その際、必ず部下の話をじっくりと聴くようにして下さい。否定はもちろんのこと、アドバイスも極力しない方が良いでしょう。
あくまで、部下本人に気づかせることが目的です。
1on1については、「1on1ミーティングで大事なこと」に詳しく書いていますので、読んでみて下さいね。
まとめ
本記事では、人間関係におけるストレスを溜めやすい部下の特徴と、解消方法について紹介しました。
部下の人間関係におけるストレスの原因は、「思い込み」です。
部下本人に「思い込み」に気づかせ、ストレスを解消することが上司には求められるのです。
※部下のストレスマネジメントに関してまとめていますので、ぜひご覧下さい。
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