モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
・年々、会社のハラスメントマニュアルは分厚くなる一方
・部下の指導で少し注意しただけで、「パワハラです!」と言われてしまう
など、「部下への指導をどうしたらいいのか、分からない!」といった声が最近多いように思います。
部下への指導でパワハラと思われないためには、どうしたら良いのでしょうか?
1.そもそもパワハラとは
パワーハラスメントとは、社会的な地位の強い者による、「自らの権力や立場を利用した嫌がらせ」のことである。略称はパワハラ。地位や権力に対応したものではなくいじめに近い概念としての理解に変わってきた。加害者は名誉毀損、侮辱罪の刑事責任を問われる場合があり、民法の不法行為や労働契約違反も成立することがある。加害者を雇用している企業がパワーハラスメントを放置した場合、職場環境調整義務違反に問われ、加害者やその上司への懲戒処分などが求められる。加害者に自覚がなく指導と思い込んでいるケースが多く、対処法としては、記録を残し、行政機関など外部への告発が有効とされる。(ウィキペディアより)
つまり、セクハラなどの他のハラスメントと同様に、指導している側がどういう意図があっても、指導されている部下がパワハラと思ったらパワハラになってしまうということです。
(ネット上にも、パワハラの具体例や判例集などが沢山載っていますので、気になる方はぜひ検索してみて下さい。)
では、部下にパワハラと思われないためには、どんな点に気を付けたら良いのでしょうか?
2.部下への指導では相互コミュニケーションが大切
あなたは部下への指導をする時に、一方的にガミガミと叱ってしまってませんか?部下の意思や考えを聞かずに、指導や指示・命令を押し付けてはいませんか?
人は、自分の意思が介在しない指導や指示・命令は「強制されている」「やらされている」と感じやすいものです。
部下の考えや行動を一方的に否定したり、指示・命令に終始するような一方通行的なコミュニケーションは絶対にNG!
普段の2倍3倍の時間がかかってしまうかも知れませんが、「部下本人に考えさせる」ようなコミュニケーションがおススメです。
部下の想いや考えを確認し、こちら側の要望は逐一合意を作りながらのコミュニケーションを行うようにしましょう。
3.パワハラと思われないためには、日ごろからの関係性が重要
また、部下への指導をパワハラと思われないためには、日頃からの関係性が非常に重要となってきます。
部下のミスや至らない点を指導したり、指示・命令を伝えるだけで終わってしまってませんか?
日頃から部下の表情や言動をよく観察し、「いつもと違う」変化に注目してみましょう。
そしてプライベート面を含め、本人が嫌がらない範囲で声をかけてあげたり、相談に乗ってあげたりしてみましょう(これも行き過ぎるとセクハラになってしまうので、ご注意ください汗)。
上司-部下の関係に留まらず、人-人の関係作りを心掛けるようにしましょう。
人は「何を言われたか」「何をされたか」よりも「誰に言われたか」「誰にされたか」を重視する傾向があります。
日頃から部下とのコミュニケーションをしっかりと行い、関係性を作ることが重要です。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
今回は、部下への指導でパワハラと思われないためにはどうしたら良いか?について記事にしました。
上司と部下の関係ではなく、人と人との関係を日頃のコミュニケーションを通じて構築していく。
そうすることで、仮に厳しい指導になってしまった時も、「あ、この人(上司)は自分のことを本当に心配してくれて言ってくれてるんだな」と部下も感じてくれるようになっていきますよ。
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