モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
●年上の部下を持って、ストレスを抱えている。
●年上の部下に、どう接したら良いか知りたい。
●年上の部下の協力を得るためには、どうしたら良いか知りたい。
こんな悩みにお答えします。
私自身、企業の従業員ケアを含め、1,200人以上のストレスケアを行ってきました。その中で整理したポイントなどを、できるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。
本記事では、年上の部下にストレスを溜めない方法や、年上の部下に協力してもらう方法について紹介します。
1.年上の部下にストレスを溜めない方法

結論から言うと、他の部下と同じように接すること。
なぜならば、年上だから特別な接し方をしなければならないと思っているのは、”あなた自身”だからです。
もし他の部下にもストレスが溜まるという人は、「部下にイライラする!部下へのストレス対策5つのステップ【原因と対策】」を先に読んでみて下さい。
年上だから特別扱いをしないとと思っているのは、あなた自身
まず大前提として、年上の部下を特別扱いしなければと思うのは、あなたの”思い込み”です。
本記事を読んでいる人の中で、年上の部下から「俺は年上なんだから、特別扱いしろ」みたいなことを言われた人はいますか?ゼロとは言いませんが、ほとんどの人は「NO」かと思います。
ですので、年上の部下に対して気後れや遠慮を感じるのは、あなたの”思い込み”なのです。
年上の部下への気後れや遠慮の原因を明らかにする
年上の部下に対して気後れや遠慮を感じる時、どんな思い込みがあるのでしょうか?
●年上だし、指示命令をしたらマズいよな・・・
●年下に言われるの、気分悪いよな・・・
●相手の方が経験豊富だし、アレコレ言うのはマズいよな・・・
●自分が新人のころに色々と教わったしな・・・
等々、色々な考えが浮かんでくるかと思います。
大事なのは、浮かんだ考えをそのままにせず、「なぜそう思うのか?」を深掘りすることです。
少し詳しく見ていきます。
年上の部下への気後れや遠慮の原因を明らかにする方法

年上の部下への気後れや遠慮の原因を明らかにするには、以下のステップを踏むと良いでしょう。
●ステップ1|湧いてくる思考を特定する
●ステップ2|湧いてくる思考の原因を特定する
●ステップ3|反論を考えてみる
順番に見ていきます。
ステップ1|湧いてくる思考を特定する
上記の通り、年上の部下を指導する際にどんな思考が湧いてくるかを特定します。
ここでは、過去に実際にあった「言おう(指導しよう)と思ったけど言えなかった」場面や、「指導した時に思い浮かんだ」ことを具体的にイメージすることがポイントです。
ステップ2|湧いてくる思考の原因を特定する
次にステップ1で湧いてきた思考に対して、「なんでそう思うのか?」を自問自答します。
これをすることで、根本にある思い込みを特定します。
例えば、
↓
【思考の原因】「年上の部下から嫌われてしまうのでは?」
といった感じです。
「なんでそう思うのか?」を何度か繰り返していくうちに、「あ!これかも!」と思うような思考の原因に当たるので、そこまで深掘りをしてみましょう。
ステップ3|反論を考えてみる
最後は、ステップ2で出た思考の原因に対しての反論を考えます。
例えば上記の例なら、「言い方を工夫すれば、嫌われないかも」とか「背景や理由をちゃんと説明すれば、嫌われないかも」といった感じです。
反論を考えることで、”年上の部下を指導する=嫌われる”だったものが、イコールでつながらなくなります。
極論を言うと、ここでの反論は合ってようが間違ってようが関係ありません。あくまでも、気ままではイコールでつながっていたものを切り離すことが目的です。
2.ストレスなく、年上の部下に協力をしてもらうには

結論から言うと、年上の部下の”居場所”を作ることが重要です。
仕事に限らずですが、人は居場所があると安心感につながります。マズローの言う”社会的欲求”と”承認欲求”ですね。
具体的な方法は以下の通りです。
●敬語を使う
●指導するときは個別でする
●経験の差を尊重する
●皆の前で意見を求める
●あえて教えを乞う
詳しく見ていきます。
敬語を使う
年上の部下と接する時は、できるだけ敬語を使うようにしましょう。
今の立場がどうであれ、年上の人は人生の先輩でもあります。なので、敬意を表する意味でも、敬語を使ってみてはどうでしょうか。もちろん敬語を使ったところで、態度が横柄ではダメですよ。
ですので、相手を敬う気持ちを持った上で、年上の部下と接することが大切になります。
指導するときは個別でする
「褒める時は皆の前で、叱る時は個別で」は、部下を指導する際の基本ですが、年上の部下の場合は特に注意が必要です。
なぜなら、皆の前で叱られると年上の部下のメンツが丸つぶれになってしまうから。部下のメンツを潰しても、何も良いことはありません。
ですので、指導するときは個別で行うようにしましょう。
あえて教えを乞う
「わざわざ聞かなくても分かる」「わざわざ手伝ってもらわなくてもできる」ことでも、あえて年上の部下の手を借りることも大事です。
特に、あなたよりも社歴や業界歴が長い年上の部下は、仕事に対してのプライドを持っています。
ですので、上司であるあなたが「教えて下さい」「手伝ってください」とお願いをすることで、プライドをくすぐられ協力してくれるようになります。
あからさまにはおススメしませんが、あえて年上の上司の手を借りることも重要です。
まとめ:年上の部下にストレスを溜めないためには、他の部下と同じように接する
本記事では、本記事では、年上の部下にストレスを溜めない方法や、年上の部下に協力してもらう方法について紹介しました。
ポイントは”他の部下と同じように接する”こと。それが出来ないのは、上司自身の思い込みが原因です。
年上の部下の扱いに困っている人は、ぜひ本記事の方法を試してみてはどうでしょうか?
※部下のストレスに関してまとめていますので、ぜひご覧下さい。
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