モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
経営者の方から、「社員がメンタル不調の時に出やすいサインみたいなものってあるの?」というご質問をよく頂きます。
メンタル不調って、明らかに顕在化するまでは、なかなか気づいてあげにくいものです。でも顕在化する前にケアしたいですよね。
では社員のメンタル不調のサインって、どんなものがあるのでしょうか?
1.社員のメンタル不調のサイン①:勤怠が乱れる


社員のメンタル不調のサインとしてよく見られるのが、勤怠の乱れです。
例えば、これまで遅刻をせずに出社していた社員が、徐々に遅刻が多くなってくる。最初は5分程度の遅刻から始まり、10分、30分、1時間、午後からの出社とだんだんと大きくなっていきます。さらには欠勤が増えていき、週の半分くらいしか出社できなくなってしまう場合も多く見られます。
メンタル不調に陥ると、寝られなくなったり、食欲が無くなったりと、体調面での影響が出てくる場合があります。あるいは、頭では「家を出ないと遅刻する」と理解していても、身体が動かずなかなか家を出られなかったりもします。その結果、遅刻や欠勤が増えてきてしまうんですね。
遅刻や欠勤が目立つようになったら、メンタル不調のサインと考えた方が良いです。
2.社員のメンタル不調のサイン②:周囲とのコミュニケーションが著しく減る
社員のメンタル不調のサインとして、周囲とのコミュニケーションが著しく減ってくることも挙げられます。
これまでは、ランチや休憩などを同僚と一緒に過ごしていた人が、休憩になると1人でいなくなってしまう。
あるいは、業務中に周囲としっかりコミュニケーションを取れていた人が、極端に口数が減ったり、ボーっとして人の話を聞いていないことが増えてくる。
こうしたケースは、メンタル不調のサインを疑った方が良いかも知れません。メンタル不調になると、原因となる出来事やネガティブな感情で頭の中が埋め尽くされてしまいます。その結果、周囲とのコミュニケーションを取る余裕が無くなってしまうんですね。
こうした兆候が見られたら、要注意です。
3.社員のメンタル不調のサイン③:ミスが増える
社員のメンタル不調のサインとして、これまででは考えられないミスが増える傾向も見られます。
取引先への連絡を忘れてしまったり、スケジュールの抜け漏れ、請求書の計算ミス等々、これまでは問題なくこなせていた業務のミスが増えてきます。業務をこなすスピードが落ちる場合もあります。
前述の通り、メンタル不調になるとその事柄や感情で頭が埋め尽くされてしまうため、フラットな状態と同じ思考や判断がなかなか難しくなってしまいます。その結果、ミスが増えたりスピードが落ちたりという状況につながります。
これまで問題なくこなせていた業務のミスが増えてきたら、メンタル不調のサインを疑った方が良いかも知れません。
まとめ
今回は、社員のメンタル不調のサインで代表的なもの3つを書きました。
実際のメンタル不調のサインはまだまだありますが、いずれにも共通する点は、
「いつもと違う」
ということです。
社員のメンタル不調のサインをいち早く察知するためにも、日頃からの密なコミュニケーションが必要となってきます。
そして、「いつもと違う」と感じた場合は、「あいつ、なんかいつもと違うよなぁ」「なんか変だなぁ」で済ましてしまわずに、素早いメンタルケアをしてあげることが大切です。
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