落ち込みやすいのは性格だと諦めてませんか?【落ち込みの克服】

モチベーション改善カウンセラーの亀井です。

よく落ち込みやすいのは性格だと言いますよね。あなたも親しい友達から、「○○(あなた)は落ち込みやすい性格してるからね」などと言われたことはありませんか?

性格って、直そうと思ってもなかなか直らないものですよね・・・
では、落ち込みやすいことを克服することは難しいのでしょうか?

答えは「NO!」です。

1.落ち込みやすいのは、性格ではない

日々、クライアントとセッションを行っている中で、特にセッション初期段階だと
「自分が落ち込みやすいのは、性格のせいだ・・・」
と考えている人がとても多く見られます。

でも、これは大きな間違いです。
なぜか??

性格って、生まれ持った先天的な気質のことを指します。
産まれたばかりの赤ちゃんが落ち込んでいる姿って、見たことありますか??
もし、落ち込みやすいのが性格によるものであれば、落ち込んでばかりいる赤ちゃんがいてもおかしくないはずですよね。
でも少なくとも私は見たことありませんし、そういった話しも聞いたことがありません。笑

そう考えると、落ち込みやすい原因は「性格」ではなさそうです・・・

では、落ち込みやすいのは何が原因となるのでしょうか?

2.落ち込みやすいのは、あなたが持っている思考グセ

落ち込みやすい原因は、あなたが持っているネガティブな思考グセです。

例えば、雨の日を嫌と感じる人は多いと思います。
雨が降っている → 嫌だなぁ
って感じですね。
でも、これって少し足りない部分があって、
雨が降っている → (無意識に)出かけなきゃだけど濡れるなぁ → 嫌だなぁ
と実はなっているんです。

こんな風に人は出来事や物事に対して、無意識に「思考」をくっ付けます。
そして、無意識にくっ付けたネガティブな思考に対して、落ち込んだり、凹んだり、嫌だなぁと思ったりと
マイナスの感情を感じているんですね。

つまり、出来事や物事に対して無意識に出てくるネガティブな思考に対して、自動的に反応しマイナスな感情が
出てきているということです。

と言うことは、無意識に出てくるネガティブな思考を自分自身で認識、つまり意識上に上らせられれば、
その後に反応として登場する感情を切り替えることが出来そうではないですか??

3.思考グセは克服できる

出来事や物事に対して無意識に出てくるネガティブな思考を自分自身で認識することで、その後の感情をコントロール
出来るようになります。
つまりは、思考グセをコントロールすることが、落ち込みやすいなどの感情を克服する第一歩となるということです。

では、自分自身の無意識に出てくるネガティブな思考=思考グセを、どうやったら知ることが出来るのでしょうか?
最も簡単な方法は、出来事や物事に対して湧いてきた感情に対して、
「自分はなんで、そう感じるのか??」
と、自分自身に問いかけをしてみることです。
要は、感情の理由を考えてみるってことですね。

先ほどの雨の日の例に戻ると、
「自分が雨の日を嫌だなぁと感じるのは、なぜか?」
と考えてみる。
そうすると、濡れるから・ジメジメするから・髪の毛が爆発するから等々、色々な理由が出てくると思います。

で、大切なのはここからで、
出てきた理由=ネガティブな思考を客観視してみる
ことです。
「濡れるから嫌だなぁ」ではなく、「濡れるから嫌だなぁと私は考えているんだなぁ」といった感じです。
そうすることで、自動的にくっ付いていた感情が切り離されるんです。

まとめ

落ち込みやすいのは性格ではなく、ネガティブな思考が原因なので必ず克服できます。

ポイントは、出来事や物事に対してあなたが無意識に考えているネガティブなことを自分自身で認識し、その
ネガティブ思考を客観視することです。

人って、本質的には自分自身のことに一番興味があるため、自分事になると感情が大きく動きやすい生き物です。
なので、自分のネガティブ思考やマイナス感情を客観視する=他人としての視点から見ることで、「自分事」では
なくなり、感情の振れ幅を小さくすることができますよ。

 

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