モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
「上司から怒られた」「彼氏、彼女とケンカをした」「やろうとしていたことが上手くいかなかった」等、日ごろ生活している中で落ち込んでしまうことって、沢山ありますよね?
ただ不思議なことに、同じような出来事があっても落ち込みやすい人もいれば、ケロッとしている人もいます。
あなたはどちらのタイプでしょうか??
もし、あなたが落ち込んでしまうタイプだとしても、安心してください。
落ち込むキッカケとなる出来事は沢山ありますが、根本的な原因は、実は1つしかないんです!
1.落ち込みやすい人にとって、出来事は落ち込むキッカケに過ぎない
あなたは落ち込んだとき、「○○があって落ち込んだ」と考えてはいませんか?
つまり、「起こった出来事」自体が、落ち込む原因と考えてしまうことです。
でも実はこれ、大きな間違いなんです!
例えば、「会社の上司から怒られて、落ち込んだ」と想像してみて下さい。
先ほどの考え方で言うと、
会社の上司から怒られた=(あなたが)落ち込んだ
となります。
一見合っているようにも見えますが・・・
「怒った人」が違う場合はどう感じるでしょうか??
例えば、あなたが尊敬する、あるいは大好きな上司から怒られた時は、
「この人は自分のことを真剣に考えてくれているんだ!」
とただ落ち込むだけではなく、「自分のために指導してくれた」考える場合もありますよね?
すると、
会社の上司から怒られた=感謝する
と、なるかもしれません。
このように、同じ「会社の上司から怒られた」という出来事に対して、正反対な感情が湧いてくる場合もあるんです。もし、あなたや落ち込みやすい人が「起こった出来事」が原因で落ち込んでいるのであれば、「感謝する感情」が湧いてくるという事は起こりにくいと思いませんか??
2.人は出来事に対して自動的に意味付けをする生き物
では、あなたが落ち込みやすい原因は、何なのでしょうか?
それは・・・
ネガティブな出来事が起こった時に(無意識に)何を考え、何を思ったか?
ということです。
要は、落ち込みやすい人は出来事そのものに落ち込んでいるわけではなく、出来事に対して湧いてくる考えや思いに落ち込んでいるってことですね。
先ほどの「上司から怒られた」を例に考えてみると、
上司から怒られた → 「なんて自分はダメなんだ」と無意識に考える → 落ち込む
上司から怒られた → 「この人は自分のことが嫌いなのでは?」と無意識に考える → イライラする
上司から怒られた → 「この人は自分のことを思って言ってくれている」と無意識に考える → 感謝する
といった感じに、同じ「会社の上司から怒られた」という出来事でも、どんな思考をくっ付けるかによって「感情」が大きく変化します。
ただ、この「出来事に対して湧いてくる考えや思考」というのはと~~っても厄介で、基本的には無意識に、自動的に出てきてしまいます。落ち込みやすい人は、この「無意識に考える部分」をネガティブに考えてしまう傾向が強い人ってことなんです。
つまり、落ち込みやすい人は出来事に対して自動的にネガティブな意味付けをしてしまう傾向があるということになります。
3.多くの落ち込みやすい人に共通する原因は、自動的なネガティブ思考
さて、落ち込みやすい人は「出来事」に対して自動的にネガティブな意味付けをしてしまう傾向があるという話しをしました。
では、あなたはどんなネガティブな意味付けをする傾向があるでしょうか??
どんなネガティブな思考傾向を持っているかを自分自身で知ることで、今までは
出来事 → 感情
と直結していたものが、
出来事 → (客観的な)思考 → 感情
と出来事と感情の直結が外れ、感情のコントロールが出来るようになります。
冒頭の「会社の上司に怒られた」という例で言うと、今までは
上司から怒られた → 落ち込む
だったものが、
上司から怒られた → 自分は「自分のことをダメだなぁと考えてしまう傾向がある」んだったな
と客観的な思考をワンクッション挟むことが出来ます。
自動的に出てくるネガティブな思考を客観視するだけで、出来事と感情が直接結びにくくなります。今まで出来事と感情が直結して凹みやすかった方は凹みにくくなるでしょう。
出来事と感情が直結しなくなると、事あるたびに落ち込んでしまうことが少なくなっていきます。
自分はどんなネガティブな意味付けをする傾向があるのか?つまり、あなた自身の自動的なネガティブ思考を知ることが、落ち込みやすいパターンから抜け出す第一歩となるのです。
まとめ
今回は、落ち込みやすい人に共通する原因をテーマに記事を書きました。
落ち込みやすい人は、出来事そのものに対して落ち込んでいるわけではなく、出来事に対して
「自動的に湧いてくるネガティブ思考」に対して落ち込んでいるわけです。
あなたも、落ち込んだ時、落ち込みそうになった時には、「自分はどんなネガティブ思考に
対して落ち込んでいるのかな?」という視点で自分自身のことを見てみて下さいね。
自分を客観視することで、心が軽くなりますよ。
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