モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
●突然「辞めたい」と部下が言ってきた。
●部下がストレスを抱えているかどうか、どうやったら分かるの?
●そもそも部下のストレスの原因ってなに??
本記事では、こんな悩みや疑問にお答えしていきます。
✔本記事の内容
●部下のストレスには上司が気づいてあげるしかない
●部下がストレスを抱えているかのチェックポイント
●まずは上司が部下との関わり方を見直せ
これまで、企業の従業員との個別セッションを行う中で、多くのストレスパターンを見てきました。
また、ストレスを抱えている時に現れるサインも数多く見てきました。
本記事では、こうした経験をベースにして、部下のストレスに気づくためのポイントや、ストレスの原因について紹介します。
1.部下のストレスには上司が気づくしかない

部下のネガティブな退職理由の多くが、ストレスによるものです。
つまり、上司は部下のストレス状況を把握する必要があるということ。
ストレス状況の把握と言えば、平成26年から常時50名以上の従業員のを抱えている企業は、年1回のストレスチェックの実施と労基署への報告が義務付けられました。
これに伴って、従業員数が50名未満でもストレスチェックを導入する会社が増えてきています。
この義務化されているストレスチェックは、非常に重要なものです。
しかし、ひとつ大きな問題点を抱えています。
上司が結果を見られない
ストレスチェックを行える人は、労働安全衛生規則に定められています。
(検査の実施者等)
第五十二条の十 法第六十六条の十
第一項の厚生労働省令で定める者は、次に掲げる者(以下この節において「医師等」という。)とする。
一 医師
二 保健師
三 検査を行うために必要な知識についての研修であって厚生労働大臣が定めるものを修了した歯科医師、看護師、精神保健福祉士又は公認心理士
2 検査を受ける労働者について解雇、昇進又は異動に関して直接の権限を持つ監督的地位にある者は、検査の実施の事務に従事してはならない。
(労働安全衛生規則 第52条10項)
この規則の通り、ストレスチェックを行うには、医師や保健師、必要な国家資格を持った人となります。
同時に、「昇進又は異動に関しての直接の権限を持つ監督的地位にある者は、検査の実施の事務に従事してはならない。」とあるように、上司は自分の部下のストレスチェックには一切かかわることができません。
ストレスチェックには個人情報が多く含まれるため、従業員としては公開されるのは勘弁して欲しい内容です。
そのため、ストレスチェックを行う人や事務に関わった人には守秘義務が課せられます。
上司が自分で気づくしかない
じゃあ、「ストレスチェックの結果が見られないなら、どうやって部下のストレスに気づけばいいの?」って話ですが、結論から言うと、上司が自分で気づくしかありません。
ストレスを抱えている部下本人が気づいてからでは、手遅れになる場合も散見されます。
「んなこと言ったって、部下の内面の話だろ。どうやって気づけばいいんだよ・・・」
という方に、次で部下が抱えているストレスに気づくためのポイントをいくつか紹介します。
2.部下がストレスを抱えているかのチェックポイント

ストレスを抱えると、本人が自覚しているかどうかに関わらず、色々なサインとして発せられます。
上司としては、部下が発するサインがチェックポイントになるのです。
✔部下が発するストレスサイン(一部)
☑笑う回数が減った
☑ボーっとしていることが増えた
☑仕事のイージーミスが増えた
☑見るからに元気がないことが増えた
チェックする際は、「いつもと比べて」どうかを見るのがポイントです。
「いつもと比べてどうか?」を見ることで、部下のストレス度合いをいち早く把握できるようになりますよ。
詳しく知りたい方は、「これが見られたら要注意!社員・部下のメンタル不調のサインチェックリスト20」を読んでみて下さい。
3.部下のストレス軽減には、まずは上司が部下との関わり方を見直すべき

ちなみに、部下がストレスを抱える主な原因って何だと思いますか?
色々な原因がありますが、一番多い原因が「上司との人間関係」。
また、退職理由の調査をすると必ず上位に入るのが、「人間関係でのストレス」。
これは、もちろん同僚のケースもありますが、ほとんどが上司や先輩との人間関係を指しています。
つまり、
まずは上司が部下との関わり方を見直せ
という話です。
納得いかないかも知れませんが、残念ながらこれが事実です。
一応、他の主なストレス原因も挙げておきますね。
✔精神的原因
☑人間関係が上手くいってない
☑特定の苦手な人がいる
☑パワハラ、セクハラ、いじめ
☑ノルマが厳しい
☑不当な人事異動や配置転換
✔身体的原因
☑長時間労働
☑過剰な仕事量
まとめ
本記事では、部下が抱えているストレスのチェックポイントと、部下のストレスの主な原因について紹介しました。
「いつもと比べてどうか?」という視点から部下を見ることで、いち早くストレスを察知することができます。
部下がストレスを抱えていると感じたら、まずは自分の関わり方やコミュニケーション方法を見直してみてはいかがでしょうか?
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