モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
●部下のストレスを溜めないマネジメント方法を知りたい。
●部下のパフォーマンスを上げたい。
●部下のストレスが溜まっていることに、簡単に気づけるようなツールを知りたい。
部下を持つ人のこんな悩みにお答えします。
私自身、企業の従業員ケアを含め、1,200人以上のストレスケアを行ってきました。その中で整理したポイントなどを、お伝えできればと思います。
本記事では、部下のストレスを溜めないマネジメント方法や、部下のストレスに簡単に気づけるツールについて紹介します。
1.部下のストレスを溜めないマネジメント方法【良いマネジメント・悪いマネジメント】
結論から言うと、部下のストレスを溜めないためには”自分で考えさせるマネジメント”をするのがポイントです。
なぜなら、部下に限らず人は、誰かにやらされたことよりも、自分で決めたことに対してモチベーションが上がるから。
これを踏まえて上で、良いマネジメントと悪いマネジメントを見ていきます。
部下のストレスを溜めない「良いマネジメント」
良いマネジメントの例は、以下の通りです。
いずれも部下のストレスを溜めず、パフォーマンスを上げるためには必要なことになります。
●良いマネジメント1|部下に話しをさせる
●良いマネジメント2|部下に考えさせる
●良いマネジメント3|部下に決めさせる
順番に見ていきます。
良いマネジメント1|部下に話しをさせる
部下をマネジメントする大前提として、部下との信頼関係が必要不可欠です。部下に話しをさせることで、信頼関係につながります。
なぜなら、人は「自分の話を聞いてほしい」「自分のことを分かってほしい」と思っているからです。部下の話にしっかりと耳を傾けることで、信頼関係の構築につながります。
ですので、信頼関係構築のためにも、上司は聞き役に徹することが重要になります。
良いマネジメント2|部下に考えさせる
部下本人に考えさせることで、モチベーションアップにつながります。
上記の通り、人は自分で決めたことに対してのモチベーションは高くなるものです。そして当たり前のことですが、決めるためには考える必要がありますよね。
ですので、部下本人に考えさせることはマネジメントにおいて重要になります。
良いマネジメント3|部下に決めさせる
部下に考えさせた後は、どうするかを本人に決めてもらうことが大事です。理由は上記の通り。
当たり前ですが、考えているだけでなく行動しないと事態は何も動きません。そして行動するためには、「決める」というステップが必要になります。このステップを、部下本人の意思で行うことが重要になるのです。
このステップを踏むことで、部下のモチベーションが上がり、パフォーマンスアップにもつながります。
部下のストレスにつながる「悪いマネジメント」
反対に、悪いマネジメントの例は以下の通りです。
いずれも、部下のストレスの原因となり、パフォーマンスの低下につながります。
●悪いマネジメント1|部下の話を聞かない
●悪いマネジメント2|上司の考えを部下に押し付ける
●悪いマネジメント3|放置する
詳しく見ていきます。
悪いマネジメント1|部下の話を聞かない
マネジメントにおいて、部下の話を聞かないことは、ストレスの原因となります。
上記の通り、相手の話を聞くことで信頼関係の構築につながります。つまり、部下の話を聞かない上司は、部下との信頼関係を築くことが難しいということ。
あなたも、一方的に自分の話ばかりする相手に、何かを話そうとか相談しようとは思えませんよね?
ですので、マネジメントにおいて、部下の話を聞かないことはストレスが溜まる原因となるのです。
悪いマネジメント2|自分の考えを部下に押し付ける
マネジメントにおいて、自分の考えを部下に押し付けることは、ストレスの原因になります。
部下は自分で考えて決めたことに対して、モチベーションが上がるもの。裏を返せば、上司から押し付けられたことに対しては、モチベーションが上がらない。モチベーションが上がらないことをやり続けると、ストレスが溜まりますよね?
ですので、マネジメントにおいて、自分の考えを部下に押し付けてしまうとストレスの原因になるのです。
悪いマネジメント3|放置する
マネジメントにおいて、部下を放置することはストレスの原因になります。放置している時点で、マネジメントではありませんが・・・
例えば、部下に資料作成をお願いしたとします。この時、完成するまで一切気にかけないのはNG。部下は「放置されている」と感じてしまい、ストレスの要因なります。同様に、過度の進捗確認などもNGです。こちらも、部下のストレス要因になってしまいます。
途中経過を気にしてあげるなど、適度な干渉が必要です。
2.部下のストレスに簡単に気づけるチェックツール
部下のストレスに気づくためには、最初はチェックリストなどのツールの使用をおススメします。
なぜなら、慣れるまでは部下のどんな点を見たら良いのかが分からないからです。
本章では、部下のストレス気づくためのポイントや、簡単に使えるチェックツールを紹介します。
部下のストレスに気づくためのポイント
部下のストレスに気づくためのポイントは、”いつもと違う”です。
”いつもと違う”に注目をして、以下のような点を見ることで、部下のストレスに気づくことができます。(一例です)
☑イライラしていることが増えた
☑同僚など周囲とのコミュニケーションが減った
☑1人でランチをする・世間話をしないなど、休憩中に1人でいる時間が増えた
チェックツールの紹介
ストレスチェックツールは、Googleなどで検索をすると出てきますので、活用することをおススメします。
私が作成しているチェックツールもありますので、ぜひご活用下さい。
>>これが見られたら要注意!社員・部下のメンタル不調のサインチェックリスト20
チェックツールの使い方
チェックツールの使い方は非常に簡単。
部下がストレスを抱えている時に見られやすい症状や言動を20個のリストにまとめていますので、リストに基づいてチェックをするだけです。
チェックする時は、「いつもと比べてどうか?」の視点で見ることがポイントになります。
まとめ:部下のストレスを溜めないためには、自分で考えさせるマネジメントをする
本記事では、部下のストレスを溜めないマネジメント方法や、部下のストレスに簡単に気づけるツールについて紹介しました。
ポイントをまとめると、
●部下のストレスを溜めないためには、自分で考えさせるマネジメントをする。
●上司からの押し付けによるマネジメントは、部下のパフォーマンスを下げる。
●部下のストレスに気づくには、”いつもと違う”に注目する。
●部下のストレスに気づくために、チェックツールは効果的。
となります。
ぜひ、部下のストレスを溜めない”良いマネジメント”をするようにして、部下のパフォーマンスアップにつなげて下さい。
※部下のストレスマネジメントに関してまとめていますので、ぜひご覧下さい。
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