モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
●ストレスを抱えている部下が多い
●チームにまとまりがない
●部下との関係構築をしたい
こんな悩みを持ったリーダーや管理職に向けての記事になります。
✔本記事の内容
●部下のストレスの原因はリーダーにある
●部下に対してストレスを与えるNG行動7選
●1対1でじっくりと話をすべし
法人クライアント様の従業員とセッション(面談)をする中で、リーダーや上司に対してストレスを抱えていることが多いなと感じています。結果として、リーダーと部下の関係が構築できていない。
本記事では、リーダーのどんな行動が部下にストレスを与えることになるのかや、部下との関係構築方法について紹介します。
1.部下のストレスの原因はリーダーにある
部下のストレス原因で1、番多いものはなんだと思いますか?
結論からいうと、「上司との人間関係」です。
(出典:リクナビNEXT「転職理由と退職理由の本音ランキングBest10」)
上記は、転職サイト大手のリクナビNEXTが調査した、退職理由の本音ランキングです。
これを見ると、第一位が「上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった」となっています。
つまり、上司に対しての不満が原因で退職する人が多いということですね。
では、具体的にリーダーのどんな行動が、部下にストレスを与えているのでしょうか?
次の章で詳しく見ていきます。
2.部下に対してストレスを与えるNG行動7選
部下に対してストレスを与えることになる、主な『NG行動』を紹介します。
●NG行動①|部下の話を聞かない
●NG行動②|すぐに否定をする
●NG行動③|自分の経験ベースでアドバイスをする
●NG行動④|感情的になる
●NG行動⑤|無視をする
●NG行動⑥|みんなの前で叱責する
●NG行動⑦|仕事を投げっぱなしにする
詳しく見ていきます。
NG行動①|部下の話を聞かない
部下の話を聞かずに、一方的に言いたいことだけ言うのはNGです。
人は自分の話を聞いてもらいたい生き物です。また、会話のキャッチボールが成り立ってこそのコミュニケーション。
リーダーに一方的に話されると、部下はストレスが溜まる原因となります。
NG行動②|すぐに否定をする
部下の話を、すぐに否定するのはNGです。
口を開けば、「いや、それは違う」とか「そうじゃないだろ」などと否定をするリーダーいますよね。これを続けると、部下はリーダーに話しをすることを諦めてしまいます。
自分の意見を否定されて喜ぶ人はいません。違う部分はハッキリ「違う」と伝える必要はありますが、何でもかんでも否定をするのはNGです。
また否定するつもりはなくても、口癖として「いや」とか「じゃなくて」と言う人もいますが、こちらもNGなので要注意。
NG行動③|自分の経験ベースでアドバイスをする
「俺が若い頃はな・・・」とか「俺も同じだったけど●●して乗り切ったから、お前もやってみろ」という風に、すぐに経験ベースのアドバイスをするリーダがいます。実はこのアドバイス、部下にとっては何の役にも立っていないかも知れませんよ。
リーダーと部下とでは、生まれも育ちも歩んできた人生も違います。バックボーンが違う人に、自分の経験ベースでアドバイスをしても、ぶっちゃけ伝わりません。伝わったとしても、リーダー同様に上手くいくとは限らない。
リーダーは、自分の成功体験は「自分の場合はこれで上手くいった」程度の認識を持つことが大切です。
NG行動④|感情的になる
イライラするとすぐに、怒鳴り散らしたり声を荒げるリーダーをたまに見かけますが、これはNGです。
リーダーの感情的な言動は、大人しい部下だと委縮しストレスにつながります。反対に気の強い部下だと、反発を買ったりシラけてしまったりします。
いずれにせよ、両者の関係性でプラスに働くことはありません。
NG行動⑤|無視をする
部下のことを無視するのはNGです。
パワハラ、モラハラが糾弾される今、露骨に無視をするリーダは少ないと思います。でも、リーダーが無視をしているつもりがなくても、部下が「無視をされている」と感じているなら同じこと。
例えば、話しをする時に部下の方をちゃんと見てますか?パソコンやスマホの画面を見たまま、部下と話しをしていませんか?こうした、ちょっとしたことで、部下は「自分は無視をされている」と思い、ストレスを感じる場合もあるので要注意ですよ。
NG行動⑥|みんなの前で叱責する
部下を叱る時に、他の人がいる前で叱ってませんか?
見せしめ的な意味で、皆がいる前で叱責したり詰めたりするリーダーを見かけることがありますが、あまり感心できません。
「叱る時は個別で。褒める時は人前で。」が基本です。
NG行動⑦|仕事を投げっぱなしにする
部下の成長のためにも、仕事を任せることは大事です。でも、振った仕事をそのままにしてませんか?
部下はリーダーから「ちゃんと見て」欲しいのです。振った仕事をそのままにすると、「放置されている」と感じストレスにつながります。
反対に、細かくチェックしすぎるのもNG。度が過ぎると、「監視されている」と感じてしまい、これまたストレスにつながります。
ポイントポイントで進捗確認をするなどして、「ちゃんと見ているよ」ということを伝えるようにしましょう。
3.リーダーと部下は1対1でじっくりと話しをすべし
では、リーダーが部下のストレスを軽減し、関係性を構築するにはどうしたらよいのでしょうか?
結論から言うと、「1 on 1 ミーティング」をおススメします。「1 on 1 ミーティング」って何?という人は、「1on1ミーティングで大事なこと」を読んでみて下さい。
上記の通り、人は自分の話を聞いて欲しい生き物です。なので、関係性を作るためには、まずは部下の話をしっかりと聞くことが大事。
でも部下は、「忙しそうだし、悪い」などの理由で、話したいことがあってもリーダーになかなか言えない場合もあります。なので、お互いに時間を取って、話す場をセッティングすることが重要になります。
また、「1 on 1 ミーティング」をする際は、やり意味や目的をしっかりとシェアしてから行うことも大切です。
まずは、週1回30分程度の「1 on 1 ミーティング」から始めてみてはいかがでしょうか?部下のストレスが軽減されるのが分かるはずですよ。
まとめ
本記事では、リーダーのどんな行動が部下にストレスを与えることになるのかや、部下との関係構築方法について紹介しました。
リーダーは、上記で紹介したNG行動に気をつけながら部下と接することで、部下にストレスを与えることを避けられます。
また、溜まってしまったストレスは「1 on 1 ミーティング」を定期的に行うことで、軽減することができます。
部下のストレスはリーダーの責任という意識を持って、部下のストレス軽減に取り組んでみてはいかがでしょうか?
※部下のストレスマネジメントに関してまとめていますので、ぜひご覧下さい。
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