部下の悩みを放置するとストレスの原因になる理由【解消する方法も】

モチベーション改善カウンセラーの亀井です。

●部下がストレスで悩んでいる

●部下のストレス解消の役に立ちたいけど、どうしたら良いのか・・・

●悩んでいる部下の頭の整理をしてあげたい

こんな疑問にお答えします。

私自身、企業の従業員ケアを含め、1,200人以上のストレスケアを行ってきました。その中で、整理したポイントなどをお伝えできればと思います。

本記事では、部下の悩みを放置してはいけない理由や悩みを課題に変えて解消する方法について紹介します。

 

1.悩みは悩みのままでは解消できない

解消できない

悩みは悩みのままでは解決できません。

「悩み」と「課題(問題)」は混同されがちですが、実は異なるものです。

●悩みとは

●課題とは

●おまけ|不安とは

辞書的な意味ではなく、それぞれのとらえ方を簡単に説明します。

 

悩みとは

悩みとは、感情が先走っていて気持ち的に苦しい状態のことを言います。感情が先走っている状態なので、解決すべき課題がハッキリしていない状態とも言えます。

そのため、悩みを悩みのままにしていると、延々に解決しないということです。

 

課題とは

課題とは、「●●すると、××になる」と見えている状態のことを言います。解決すべき問題が見えている状態とも言えます。

人は、解決すべき問題が把握できたら、解決策を考えるものです。

つまり、解決可能なものとなります。

 

おまけ|不安とは

もう一つ似た言葉に、「不安」があります。

不安とは悩みの集合体で、もはや「何に悩んでいるかも分からない」状態のことを言います。自分の感情すら見えなくなってしまっている状態ですね。

不安を放っておくことは、メンタル的にかなり危険です。まずは、「何に不安を感じているのか?」をちゃんと把握し、悩み、そして課題に変換することが必要です。

 

2.部下がストレスを抱える前に、悩みを課題に変える

悩みを課題に

結論から言うと、悩みを悩みのまま放置するとストレスにつながります。なので、部下の悩みを放置することはNG。

逆に言えば、部下の悩みを課題に変えることで、ストレスを軽減することにもつながります。

上記の通り、悩みの状態は課題が見えていない、つまりは解決しようがない状態です。この状態が続くと、部下のストレスにつながり、さらにはメンタル不調に陥ってしまうことにもつながりかねません。

ですので、部下の悩みは放置せずに、課題に変えて解決することが重要なのです。

 

3.部下の悩みを課題に変えて、ストレスを解消するための5ステップ

ストレス解消

部下の悩みを課題に変えて解消する方法は、以下の通りです。

●ステップ1|悩みを吐き出させる

●ステップ2|ありたい姿を思い描く

●ステップ3|現状を正確に把握する

●ステップ4|ギャップを洗い出す

●ステップ5|ギャップを埋めるための解決策を考える

順番に見ていきます。

 

ステップ1|悩みを吐き出させる

まずは、部下が何について悩んでいるのかをハッキリさせる必要があります。

そのためには、部下の悩みをひたすら聞き出すことが大切です。

人は話しをすると、頭が整理されてきます。「人に話しているうちに、頭の中が整理された」という経験が、あなたにもあるのではないでしょうか?

あの経験を、部下にさせることが目的になります。

注意点として、上司は聞き役に徹すること。部下の話を否定したり、アドバイスをしたりすることはNGです。

上司のNG行動について、「【絶対NG】部下にストレスを与えるリーダーのNG行動7選」に詳しく書いていますので、参考にして下さい。

【絶対NG】部下にストレスを与えるリーダーのNG行動7選

 

ステップ2|ありたい姿を思い描く

部下が、「自分が何について悩んでいるのか?」がハッキリしたら、そのことについて「どういう状態になりたいのか?」を思い描きます。

なんとなくのイメージではなく、超具体的にイメージさせることが大切です。

注意点として、「できる・できない」や「正しい・間違っている」といったことを考えないようにしましょう。まずは、できる・できないは関係なく、自分がどんな状態になりたいのか?を部下にイメージさせることが重要です。

なのでステップ1と同様に、否定は厳禁です。

 

ステップ3|現状を正確に把握する

ありたい姿が具体的にイメージできたら、次は現状を正確に把握します。

悩みを抱えている部下は、自分の状況をネガティブに捉える傾向が強いため、上司は正確に把握するためのフォローをしてあげて下さい。

具体的には、部下とは違う視点や角度から見ると、どうなのか?を問いかけてあげると効果的ですよ。

 

ステップ4|ギャップを洗い出す

「ありたい姿」と「正確な現状把握」ができると、その間にある溝、つまりギャップがハッキリします。ステップ4は、このギャップを整理するステップです。

実際にやってみると分かりますが、ほとんどの場合は複数のギャップが洗い出されます。その場合、全部を埋めようとせずに、まずは優先的どのギャップを埋めるかを部下と一緒に検討して下さい。

注意点として、あなたと部下が選んだ埋めるべきギャップが違った場合は、部下が選んだものを優先させること。人から言われたことより、自分で決めたことの方がモチベーションが上がりますから。

 

ステップ5|ギャップを埋めるための解決策を考える

最後のステップとして、ステップ4で選んだギャップを埋めるための解決策を考えます。

もし部下が、効果的な解決策を見いだせずにいる場合は、解決策案を提示してあげましょう。

ただし、「●●をやれ!」と解決策を決めつけてしまうのはNG。あくまでも「●●という方法もあるんじゃない?」と提案するに留めましょう。

 

まとめ

本記事では、部下の悩みを放置してはいけない理由と、悩みを課題に変えて解消する方法について紹介しました。

部下の悩みを悩みのまま放置するのは、絶対にNGです。部下がストレスを抱えること、ひいてはメンタル不調に陥ることにつながりかねません。

そして悩みを解消するためには、悩みを課題に変換し、解決策を考えることが効果的です。

部下が悩んでいる際には、この5ステップを試してみてはいかがでしょうか?

※部下のストレスマネジメントに関してまとめていますので、ぜひご覧下さい。

部下のストレス解消完全マップ【気づき方から解消法、NG行動まで徹底解説】

 

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