モチベーション改善カウンセラーの亀井です。
●ストレスが原因の体調不良の症状を知りたい。
●部下が原因不明の体調不良が続いている。もしかしてストレス・・・?
●ストレスによる体調不良の部下に、どう接したら良いのか知りたい。
こんな悩みにお答えします。
私自身、企業の従業員ケアを含め、1,200人以上のストレスケアを行ってきました。その中で整理したポイントなどを、できるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。
本記事では、ストレスを抱えた部下に出やすい体調不良の症状と対処法について紹介します。
1.その体調不良、ストレスが原因かも?ストレスを抱えた部下に出やすい症状25選

結論から言うと、部下の原因不明の体調不良は、ストレスを疑うべきです。
詳しく見ていきます。
自律神経が乱れると体調不良になる
自律神経が乱れると、体調不良を引き起こす原因となります。
通常私たちは、交感神経と副交感神経のバランスが保たれた状態で生活を送っています。しかしストレスが溜まると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。つまり、自律神経が乱れるということ。
そして自律神経が乱れた結果、体調不良の症状として表れてくるのです。
ですので、初期は体調不良としての症状ですが、重くなると自律神経失調症などにつながってしまいます。
ストレスを抱えた部下に出やすい体調不良の症状25選
部下のストレスによる体調不良で、見られやすい初期症状は以下の通りです。
☑動悸
☑胸が苦しい
☑呼吸が浅くなる
☑吐き気
☑胃のむかつき
☑胃痛
☑下痢
☑便秘
☑腸にガスが溜まる
☑慢性的な疲労感
☑夜寝付けない
☑朝起きられない
☑肩こり
☑背中のこわばり、痛み
☑腰痛
☑全身のだるさ
☑手足が痺れる
☑頭痛
☑頭が重い
☑目の奥が痛い
☑目まい
☑立ち眩み
☑耳鳴り
☑アレルギー症状の悪化
☑蕁麻疹
上記はほんの一例です。
特徴としては、ストレスによる体調不良は、症状が出る箇所が毎回似通るという点です。例えば、ストレスでお腹が痛くなる人は、毎回お腹に症状が出る傾向があります。
そのため、上記の症状例に加え、「過去に部下がストレスを抱えた時に、どんな症状が出たか?」を把握しておくことが、ストレスによる体調不良を見極めるコツとなります。
2.ストレスによる体調不良の部下への対処法

ストレスによる体調不良の部下に接する時は、とにかく部下の話を聴いてあげるようにしましょう。
なぜならば、ストレスを抱えて体調不良になっている部下は、悩みや問題を誰にも相談できずに溜め込んでいます。
また、ストレスを抱えている状態は、頭の整理が出来ていない状態。部下本人に話しをさせることで、頭の整理をすることができます。
ストレスによる体調不良の部下に接する時の注意点
ストレスによる体調不良の部下に接する時に、注意したい点は以下の通りです。
●注意点1|否定をしない
●注意点2|アドバイスをしない
●注意点3|励まさない
詳しく見ていきます。
注意点1|否定をしない
上記の通り、ストレスを抱えた部下は自分の話を聴いてほしいと思っています。
ですので、部下の話を聴いていて「それは違うだ」と思ったとしても、そこはグッと我慢。ひたすら聞き役に徹するようにして下さい。
注意点2|アドバイスをしない
自分の経験に基づいたアドバイスは、特にストレスが溜まっている部下には意味がありません。
上記の通り、部下は「自分の話を聞いてほしい」「自分のことを理解してほしい」と思っています。にもかかわらず、部下の話を聞かずに自分の経験を元にアドバイスをすると、「上司に自分の話を聞いてもらえなかった」と感じてしまいます。
ですので、部下のストレスを解消することを目的としたコミュニケーションの際は、基本的にはアドバイスはしない方が良いでしょう。ただし、部下からアドバイスを求められて際は例外です。
注意点3|励まさない
ストレスが溜まっている部下に、「がんばれ!」のひと言はタブーです。
ストレスを抱えている部下は、頑張って頑張って頑張った結果、どうにもならずに体調不良になっているケースがほとんどです。なので、上司としては励ましているつもりでも、部下からすると「これ以上がんばれって言われても・・・」となってしまいます。そのため、良かれと思ってした声かけが原因で、さらにストレスを溜めることに繋がりかねません。
ですので、ストレスが溜まっている部下を励ますのは、注意が必要です。
1対1でしっかりと時間を取って話しを聴く
結論から言うと、1on1ミーティング行うことがおススメです。
なぜならば、この手の話は部下本人にとっては非常にデリケートな内容。日ごろのコミュニケーションの延長で、話せるような内容ではありません。
また、お互いに時間を決めて場をセッティングすることで、「上司が自分と向き合おうとしてくれている」と感じ、信頼を深めることにもつながります。
ですので、ストレス解消を目的としたコミュニケーションをする際は、1on1ミーティングのようにお互いに時間を確保して行うことが大切になります。
1on1ミーティングについて詳しくは、「 1on1ミーティングで大事なこと」をご覧下さい。
まとめ:部下の原因不明の体調不良は、ストレスを疑うべき
本記事では、ストレスを抱えた部下に出やすい体調不良の症状と対処法について紹介しました。
部下の原因不明の体調不良は、ストレスを疑うべきです。そして、ストレスを解消するための対処を行うことも大事。
部下のストレス面のケアも上司の大切な仕事の一つですので、放置をせずに向き合ってみてはどうでしょうか?
※部下のストレスマネジメントに関してまとめていますので、ぜひご覧下さい。
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