部下の対人関係ストレスの根本原因は”役割期待”のズレ【簡単な対策方法も】

モチベーション改善カウンセラーの亀井です。

●部下の対人ストレスの根本原因って何だろう?

●職場でのストレスを無くして、円滑なチームを作りたい。

●今日から簡単にできる方法を知りたい。

こんな悩みにお答えします。

 

私自身、企業の従業員ケアを含め、1,200人以上のストレスケアを行ってきました。その中で整理したポイントなどを、できるだけ分かりやすくお伝えできればと思います。

本記事では、部下の対人関係ストレスの根本原因や、部下とストレスなく関係を築くための簡単な方法について紹介します。

 

1.部下の対人関係ストレスの根本原因は”役割期待”のズレ

部下の対人関係ストレスの根本原因は”役割期待”のズレ

結論から言うと、上司と部下の役割期待のズレがストレスにつながります

詳しく見ていきます。

 

役割期待とは

役割期待とは、相互関係の中で認知された役割に寄せられる暗黙の期待のこと。 役割には、例えば上司としての役割、教師としての役割、夫や妻としての役割など、地位や職業、性別、親子関係などにおいてさまざまな類型が存在するが、役割期待とは、俗に「○○らしさ」といわれるものに近い概念。役割行動とは、その期待に応じた振る舞いをすること。 2者間の関わりにおいて、互いにそれぞれが期待している役割を遂行していると認知しているとき、“役割期待の相補性が成立している”と見なされ、その関係は安定すると考えられている。

コトバンク

この役割期待を崩されることで、怒りや不安が生じストレスにつながります。

身近なところだと、夫婦間の関係がイメージしやすいかも知れません。

旦那は「妻とは●●であるべきだ」と考え、その基準で奥さんのことを見る。同様に、奥さんは「旦那とは●●であるべきだ」と考え、その基準で旦那さんのことを見る。お互いの「●●であるべき」が合致している場合は問題ないのですが、ズレている時に「あんなこともやらなで!」という怒りや不満につながる。

ここでの「●●」が役割期待ということになります。

 

役割期待がズレるとストレスが溜まる【具体例】

職場で起こりそうな上司部下間の役割期待のズレについて、具体例を交えながら見ていきます。

 

具体例1)上司が「部下は上司の言うことに従うべきだ」と考えている場合

上司 「(上司が考えた)この案についてどう思う?率直な意見を言ってくれ。」

部下 「この案の●●の部分は、××にした方が良いと思います。理由は・・・」

上司 「俺が作った案に文句を言うのか?」

部下 「いえ、文句ではなく・・・」

上司 「今まで、どれだ目をかけてきたと思っているんだ!」

かなり横暴な上司の例ですが、似たようなことを経験したことがある人もいるのでは?

ここでは、上司は「部下は上司の言うことに従うべき」と暗黙で考えているので、「自分の案に意見する=従わない=部下としてあり得ない」となり、怒りにつながっています。

このケースの場合、上司が部下に期待していることを、事前に部下に伝えておく必要があるのです。

 

具体例2)上司が「部下はどんどん意見を出すべきだ」と考えている場合

上司 「(上司が考えた)この案についてどう思う?率直な意見を言ってくれ。」

部下 「いえ、部長が考えられた案でバッチリだと思います!」

上司 「意見が無いとかあり得ないだろ?ちゃんと考えてんのか!?」

部下 「はい・・・すいません・・・」

上司 「もういい!(使えないやつだ)」

こちらは、具体例1と逆のパターンです。

ここでは、上司は「部下はどんどん意見を言うべき」と暗黙で考えているので、「意見がない=使えない部下」となってしまっています。

こちらのケースの場合も、上司が部下に期待していることを、事前に部下に伝えておく必要がありそうですね。

 

2.部下との役割期待がズレる原因

部下との役割期待がズレる原因

部下との役割期待がズレる主な原因は、コミュニケーションが上手く機能していないことです。

コミュニケーションが上手く機能していない主な理由は、以下の通り。

●コミュニケーション不足

●曖昧さ

●クローズドな態度

順番に見ていきます。

 

コミュニケーション不足

コミュニケーションが上手く機能しない原因として、コミュニケーション不足が考えられます。

お互いの役割期待を知るためには、部下とのコミュニケーションが必要不可欠です。

量だけでなく、質も重要。単なる業務指示や雑談だけでしか部下とコミュニケーションを取らないと、お互いが役割期待を知ることは難しいでしょう。

 

言葉の曖昧さ

コミュニケーションが上手く機能しない原因として、言葉の曖昧さが考えられます。

例えば、「”なる早”で資料作って」と言われて時に、上司が考える”なる早”と、部下が考える”なる早”がズレていると問題が生じてしまいますよね。

ですので、業務指示に限らず、言葉の曖昧さを極力排除することが必要になるのです。

 

クローズドな態度

コミュニケーションが上手く機能しない原因として、上司のクローズドな態度が考えられます。

クローズドな態度というのは、例えば「話しをする時に腕組みをする」や「部下の方を見ないで話す」「いつもしかめっ面をしている」など、要は部下が話しかけ辛くなるような態度のこと。

クローズドな態度をしていると、部下は話しかけにくいので、当然コミュニケーションが減っていってしまいます。

 

3.部下との役割期待のズレによるストレスを無くすための簡単な方法

部下との役割期待のズレによるストレスを無くすための簡単な方法

結論から言うと、1on1などを定期的に行い、お互いの役割期待を明確にする方法が良いでしょう。

なぜならば、上記の通り、対人関係のストレスは役割期待のズレから生じます。そして役割期待のズレは、コミュニケーション不良から生じるから。

具体的には、週1回30分程度の1on1ミーティング(1対1のミーティング)を部下と行い、色々な面でのお互いの役割期待をすり合わせていきます。

こうすることで、段々とお互いの役割期待のズレが無くなってきて、上司はもちろんのこと、部下もストレスを抱えにくくなってきます。

1on1ミーティングについては、「1on1ミーティングで大事なこと」に詳しく書いていますので、ご覧下さい。

 

まとめ:部下との役割期待のズレを無くし、お互いのストレスを減らすためには、定期的な1on1ミーティングが効果的

本記事では、部下の対人関係ストレスの根本原因や、部下とストレスなく関係を築くための簡単な方法について紹介しました。

内容をまとめると、

●部下の対人関係ストレスの原因は、役割期待のズレから生じる。

●役割期待のズレは、コミュニケーション不良が原因。

●部下との役割期待のズレを無くし、お互いのストレスを減らすためには、定期的な1on1ミーティングが効果的。

となります。

人はそれぞれ価値観が異なるように、相手に対しての役割期待も異なります。

ぜひ、お互いの役割期待を認識することで、職場の対人関係ストレスを減らす工夫をしてみてはいかがでしょうか?

 

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